読みもの新着順
- No.10 牡蠣のジョン(卵焼き)
蠣は“海のミルク”と呼ばれる栄養満点な貝です。冬に旬を迎え、鍋にフライにと大活躍しますが、“あたる”のが心配、という方も多いでしょう。まずは表示されている加熱用、生食用の表示を守って食卓に乗せてください。牡蠣は生育海域の水と養分を体内に吸収して育つため、雑菌も体内に蓄えてしまいます。生食用の牡蠣は指定海域という雑菌の少ない場所で養殖され、採取後も2~3日かけて浄化殺菌して出荷されます。加熱用については調理の際の加熱で殺菌されるため水洗いで出荷されます。料理に合わせて使い分けましょう。
投稿日:2025.02.14 - 薬物に頼らない不眠対策
認知症で一番多いアルツハイマー型認知症では、脳のごみといわれるアミロイドが蓄積し、神経細胞を傷害するため、脳が萎縮して認知機能が低下します。一方、アミロイドは、睡眠中の脳内の清掃作業によって除去されます。そのため、睡眠時間が6時間未満の人は、7時間以上の人と比べるとアミロイドが約5倍脳に溜まります。したがって、睡眠時間が短いとアミロイドが脳内に残ってしまい、認知症のリスクになります。
投稿日:2025.01.28 - No.9 信州風クルミ雑煮
ナッツ類には酒のつまみなど嗜好品のイメージがありますが、近年、多価不飽和脂肪酸(オメガ3)やビタミン、 ミネラルを含む健康食品として見直され、生活習慣病を防ぎ、頭の働きを良くする効果が期待されています。 日本で昔から食べられてきたナッツといえばクルミでしょう。 国産クルミの生産量全国一位の長野県には、クルミ入りの雑煮を食べる地方があります。 お正月料理にもオメガ3。新しい年も健康でありますように。
投稿日:2025.01.14 - 先のことを考えすぎない
ときどき真面目なご家族から「これからこの人は、どうなっていくんでしょうか?」と相談されることがあります。思いつめた表情で。「今から24時間介護の施設に入っておいた方がいいか?」と相談はつづきます。
投稿日:2025.01.07 - No.8 かぼちゃとベーコンのグラタン
かぼちゃは漢字で書くと「南瓜(なんきん)」。 「ん」がつく食べ物です。「ん」がつくものを食べることを「運盛り」といい、運を呼び込めるといわれています。 これが冬至(とうじ)にかぼちゃを食べる由来ですが、縁起だけでなく、寒い冬を乗り切る知恵でもあります。 かぼちゃは皮膚や粘膜を保護し免疫力を高めるビタミンAとβカロチンが豊富なので、風邪や脳血管疾患の予防に効果的です。 夏野菜ですが貯蔵がきくため、冬のはじまりの時期に美味しく食べることができるのです。
投稿日:2024.12.24 - 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、認知症の重大なリスクです。そして、中年以降の人の有病率は、かなりの数に上るといわれています。そこで、SASについて詳しく説明したいと思います。SASは、睡眠中に一時的に呼吸が止まる状態が繰り返される病気です。これにより睡眠が断続的に中断され、質の低い睡眠が続くことから、日中の強い眠気や集中力の低下などの症状を引き起こすことがあります。
投稿日:2024.11.27 - No.7 厚揚げとなすのみそ焼き
記憶力を高め、認知能力を保つ栄養成分に、レシチンがあります。 レシチンは大豆製品や卵黄にたくさん含まれており、脳の情報伝達にかかわる神経細胞を作る材料となる大切な物質です。 不足すると認知症になりやすくなるともいわれています。大豆製品は大豆をはじめ、豆腐、納豆、油揚げ、厚揚げ、高野豆腐、おから、きなこ、みそ、豆乳、湯葉など、毎日何かしら食べられる身近な食材ばかりです。 ここから脳の働きを助ける成分を摂ることができるとは、うれしいことではありませんか。
投稿日:2024.11.13 - 笑顔がよみがえる医療介護の9つのポイント#9(動画)
白土綾佳先生、松崎一代さんと、名古屋フォレストクリニック河野和彦先生の認知症動画の第9回は、医療とお薬の知識についてお話しされています。今回で全9回の動画は最終回になります。よろしければ過去動画や、マンガ認知症の困った症状はよくなる!(出版社 オリーブの木)でこれまでの内容も振り返って頂ければと思います。
投稿日:2024.11.01 - もの忘れが進行しない人たち
70代男性 4年前初診時、長谷川式スケールが22点でしたが、今回も22点のままでした。4年間、認知機能が維持されているということはすばらしいことです。
投稿日:2024.10.24