それでも降圧剤を飲まないといけませんか!
投稿日:2026.05.11

80代、軽度認知障害の男性。内科の主治医から、「血圧は130以下にしないといけない」と言われ、降圧剤を朝・夕処方されました。
80代、軽度認知障害の男性
内科の主治医から、「血圧は130以下にしないといけない」と言われ、
降圧剤を朝・夕処方されました。
その後、元気がなくなり、
3週後、転倒して顔面打撲を負いました。
そして、もの忘れもひどくなってきました。
そこで、ご本人がその内科医に
「その薬を飲むと調子が悪いので止めたい」と伝えましたが、
それでも、内科医から
「血圧の薬を止めたらいかん」と怒られました。
日本高血圧学会の治療指針
昨年7月の「日本高血圧学会の治療指針」により、
75才以上の目標値を従来の「140未満/90未満」から10引き下げ、
75才未満の目標値「130/80」に一本化されました。
これによる弊害があちこちで起こっているようです。
困ったものです。


この記事を書いた人:木村武実(医師)
宮崎医科大学医学部卒業。独立行政法人国立病院機構菊池病院(熊本)元院長。熊本県の認知症中核病院の専門医として、熊本県全域から訪れる多くの認知症患者さんを診療され、平成30年に熊本駅前木もれびの森心療内科精神科を開院。食事・サプリメント指導により患者さんの栄養状態を改善し、お薬の量を最小限にされ、精神面の安定・改善をめざす、栄養療法を主体とした副作用の少ない「やさしい医療」を実践されている。
