No.13 竹の子つくねの照り焼き

春にしか食べられない鮮烈な味覚。竹の子はそんな野菜の一つです。竹の子にはチロシンというアミノ酸の一種が含まれています。水煮の節についている白い粒状のものがそれです。チロシンはドーパミン、ノルアドレナリンなどの原料となる物質で、脳を活性化させ、やる気や集中力を高めると言われています。不足すると集中力が低下したり、気分が落ち込んだりします。さわやかな歯ごたえとともにいただいて、前向きな気持ちで初夏を迎えましょう。
材料:2人分
鶏ひき肉 200g
長ネギのみじん切り 大さじ3
ショウガすりおろし 少々
酒 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
ゆで竹の子(根元) 120g
片栗粉 大さじ1
サラダ油 大さじ1
A
酒、みりん 各大さじ2
しょうゆ 大さじ1
砂糖 大さじ1/2
スナップえんどう 10本
作り方
1.ゆで竹の子は2cm長さの千切りにする。水気をよく拭いて片栗粉をまぶす。
2.ボウルにひき肉を入れ、長ネギ、ショウガ、酒、しょうゆを加えて粘りが出るまで混ぜる。1の竹の子を加えてよく混ぜ合わせ、水で濡らした手で6等分して小判型にまとめる、
※成形したつくねはクッキングシートの上に置くと扱いやすいです。
3.フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、2を並べて両面をこんがり焼く。ふたをして弱火で3~4分蒸し焼きにする。
4.Aを加えてからめる。
5.スナップえんどうを塩ゆでし、添える。
みわこのまめまめメモ(生竹の子のゆで方)

1.竹の子は土を落としてさっと洗い、根元のイボイボや汚れている部分をけずりとる。
2.根元の固い部分に十字の切込みを入れる。
3.穂先の皮だけの固い部分を斜めに切り落とし、縦に一本、皮の重なりの厚みだけ包丁を入れる。
4.竹の子の入るくらい大きい鍋に水と米ぬか1カップを入れ、タケノコを入れて落としぶたを乗せ、煮立ったら火を弱めて1時間~1時間半くらいゆでる。
5.根元の固い部分に竹串をさし、楽に刺さるようになったら火をとめ、完全にさます。
6.切り目に指を入れ、固い皮をぐるりと剥く。柔らかい皮(姫皮)は食べられるので剥きすぎず、残す。
7.ゆで汁につけて冷蔵庫で保存する。2日目からは水をとりかえる。
※米ぬかがないときは米のとぎ汁か、水に大さじ山盛り1杯の米を入れてゆでる。

片山美和子
調理師・食生活アドバイザー
練馬区認定・食の健康サポーター
練馬区障害学習センター料理教室講師
料理サークル「リコ・ネ・クック」代表