認知症と誤診される側頭葉てんかん

投稿日:2026.04.20

総合病院の内科でアルツハイマー型認知症と診断され、ドネペジルの処方を受けていました。しかし、もの忘れは相変わらずでイライラ、嘔気がするため、当院を受診されました。

もくじ
50代男性
まとめ

50代男性

総合病院の内科でアルツハイマー型認知症と診断され、
ドネペジルの処方を受けていました。

しかし、もの忘れは相変わらずで
イライラ、嘔気がするため、当院を受診されました。

問診すると、時々、結婚式・旅行・宴会・
家族との会話ややりとりの一部を忘れる、
たまにボーっとしているということでした。

長谷川式スケールでは29点
(30点満点で、20点以下が認知症疑い)でした。

他医で脳波検査をすると
側頭葉優位の異常波が認められました。

それで、側頭葉てんかんと診断して、
抗てんかん薬のレベチラセタムを投与しました。

すると、
「頭がもやもやすることがなくなり、記憶が飛ぶことがなくなった、
仕事もはかどるようになった」

と笑顔でおっしゃいました。

まとめ

中年から初老期で、時々健忘(記憶喪失)がみられ、
認知機能検査ではほぼ正常の場合は、
非けいれん性の側頭葉てんかんを疑って、
睡眠脳波を検査する必要があります。

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