No.19 なめ茸とさつまいもの吹き寄せご飯

木が紅く染まることから「あき」と名付けられた季節。山に訪れた秋は、徐々に里に下りてきます。「吹き寄せご飯」は、吹きだまる落ち葉をイメージした炊き込みご飯です。今回は瓶詰のなめたけの味を使って簡単に作る方法を紹介しますが、旬のきのこ類、ぎんなん、栗、里芋など、いろんな秋の里山の味覚を吹き寄せてみましょう。
材料:2人分
米 2合
なめ茸の瓶詰 100g
鶏小間肉 100g
さつまいも 1/2本(80g)
にんじん 1/4本(20g)
塩 小さじ1/4
しょうゆ 小さじ1
酒 小さじ1
きぬさや 4本
黒ゴマ 適量
作り方
1.お米はよく洗い、炊飯器の分量より若干少なめの水量に浸す。
2.さつまいもは1.5cm角に切り、水にさらす。にんじんは2cm長さの千切りにする。鶏小間肉はしょうゆ少々(分量外)で洗う。
3.炊飯器にさつまいも、にんじん、鶏小間肉、瓶詰のなめ茸をあけ、塩、しょうゆ、酒を加えてスイッチを入れる。
4.きぬさやをゆで、斜め千切りにする。
5.ご飯が炊けたら、よく混ぜて盛り付け、黒ゴマときぬさやを散らす。
みわこのまめまめメモ

にんじんを1~2ミリ厚さの色紙切りにしたり、型抜きしたりすると、より雰囲気が出ます。
キノコ類やさつまいもには食物繊維が豊富に含まれていて、お通じを助けてくれます。なめ茸の原料のえのきだけには、ビタミンB1が多く、疲労回復に役立ちます。
☆色紙切りとは、材料を正方形に薄く切る切り方で、切った形が色紙に似ているのでこの名があります。大根のような円筒形の材料は周囲を角に切り落とし、四角柱にして端から薄く切ります。色紙切りの大きさは料理に応じて加減します。

片山美和子
調理師・食生活アドバイザー
練馬区認定・食の健康サポーター
練馬区障害学習センター料理教室講師
料理サークル「リコ・ネ・クック」代表
