白土あやかの読みもの
- 笠間には食を支える仕組みがあった!
R2年6月に「この笠間で口から食べるを支えたい!」と勝手に決意したものの、何から始めればよいのか、さっぱりわかりませんでした。私自身はVE(嚥下造影)やVF(嚥下内視鏡)といった専門的な検査を日常的に行う耳鼻科医でもなければ、口の中を診る歯科医でもありません。
摂食嚥下関連の本には、食べるという行為を支えるには、多くの診療科や職種が関わらなくてはダメだ、と書いてありました。地域の中で摂食嚥下のサポートチームをつくらなくては、と。投稿日:2023.12.25 - 「口から食べる」を守りたい
「長生きしたいですか?」外来で冗談まじりに尋ねると、答えは百発百中でYes!ではありません。「そんなに長生きしなくていいよ。ほどほどのところで…」こう答える方が一定数いるんですよね。ほどほどってどのくらい?と追及すると、そこはいたって曖昧なのですが(既にほどほどの年齢の方でも、ぜったい「いまでしょ」とはなりません笑)。きっと「体が元気に動くなら長生きも悪くないけれど、介護度が高い状態で長生きして子供に迷惑かけるのも…」などの介護者への遠慮なども入っての結果なのでしょね。
投稿日:2023.12.20 - じいさんばあさんの愛し方
医学部卒業後に茨城県内の病院を転々と異動し診療する中で、徐々に‘認知症’の存在が気になりだした私。
投稿日:2023.12.01 - この治療は本物だ!
ピシリと手をはたかれて拒否されたことでピック病を確信し、ウィンタミンという薬を処方しました。 そして迎えた2回目の診察。今回も待合ロビーまで出向こうと立ち上がった私の前に、夫に手をひかれて診察室に入ってくる彼女の姿がありました。
投稿日:2023.06.22 - ピック病との衝撃的な出会い
認知症は、薬のさじ加減でよくすることができる。そして大病院の専門医よりも、小さなクリニックの町医者の方が認知症の患者さんを改善させられる潜在的な力を秘めていると書かれた本を読み終わった私は…パタリと本を閉じ、読まなかったことにしようと思いました。そんなうまい話があるわけがない。にわかには信じられなかったのです。
投稿日:2023.06.22 - 町医者が認知症を診るわけ
日本認知症研究会の代表を務めさせて頂きます白土綾佳(しらどあやか)です。 今回はかんたんな自己紹介と、私が認知症診療を行うようになった道のりについてお話をさせて頂きます。
投稿日:2023.06.22