MCIへのフェルガードの効果
投稿日:2025.11.13

超高齢の男性。初診時の2年前は長谷川式認知症スケールが22点(20点以下で認知症疑い)でした。
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超高齢の男性
初診時の2年前は長谷川式認知症スケールが22点(20点以下で認知症疑い)でした。
家族は、このごろ物忘れがひどいと話していましたが、最近のニュースをお尋ねすると、「女性が初めて総理大臣になった」とおっしゃいました。
これにより、まだ認知症ではないという手ごたえを感じて長谷川式検査をすると、24点と前回を上回りました。
栄養療法はほとんど実践していませんでしたので、唯一継続しているフェルガードのすばらしい効果です。
一方、最近のニュースを把握している方は、まだ大丈夫です。


この記事を書いた人:木村武実(医師)
宮崎医科大学医学部卒業。独立行政法人国立病院機構菊池病院(熊本)元院長。熊本県の認知症中核病院の専門医として、熊本県全域から訪れる多くの認知症患者さんを診療され、平成30年に熊本駅前木もれびの森心療内科精神科を開院。食事・サプリメント指導により患者さんの栄養状態を改善し、お薬の量を最小限にされ、精神面の安定・改善をめざす、栄養療法を主体とした副作用の少ない「やさしい医療」を実践されている。
