高齢者が入院したら、心理的ケアを優先すべきですが
投稿日:2026.02.18

超高齢者にとって、入院がいかに認知機能低下のリスクになるか、今さながら実感しました。
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- 90代男性
90代男性
11月受診時、長谷川式認知症スケールは24点(20点以下で認知症疑い)で、
元気でした。
ところが、12月、インフルエンザ後の肺炎で2週間入院しました。
すると、長谷川式スケールが、17点まで低下してしまいました。
超高齢者にとって、入院がいかに認知機能低下のリスクになるか、
今さながら実感しました。
身体疾患治療目的の超高齢者の入院でも、
挨拶、声掛け、雑談、世間話などを介した心理的ケアが重要なのでしょうが、
「忙しい」「そんなことをやっている暇はない」と言って、
本当に重要なことがおろそかになっているのでないでしょうか。

この記事を書いた人:木村武実(医師)
宮崎医科大学医学部卒業。独立行政法人国立病院機構菊池病院(熊本)元院長。熊本県の認知症中核病院の専門医として、熊本県全域から訪れる多くの認知症患者さんを診療され、平成30年に熊本駅前木もれびの森心療内科精神科を開院。食事・サプリメント指導により患者さんの栄養状態を改善し、お薬の量を最小限にされ、精神面の安定・改善をめざす、栄養療法を主体とした副作用の少ない「やさしい医療」を実践されている。
