認知症の「診断」について

みんなの体験談(介護)

2024年05月21日

かえる さん

家族

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認知症の「診断」について
いつもこちらのサイトを参考にしております。
ご助言を頂きたいことがあり投稿致します。

独居で82歳(要介護1)の母は、かかりつけ医(内科医)に軽度認知障害との診断を受け
数年経過しております。

通院中の整形外科に週に何度も母が通院してしまう様子を見て
その整形外科より、週一度もの忘れ外来(脳外科医)があるお話を頂き
先日、母と一緒に受診してきました。
医師より、MRIでは脳の萎縮はさほど見られないとのお話を受け
長谷川式テストの実施がありました。
また、私が母の日常の様子について書いたメモを医師に渡しました。
薬(ドネペジル)を出す旨を伺い、次回の予約をして診察が終わりそうになったため
母を先に待合室に促し、私は診察室に残りました。
診断をお聞きしたかったからです。

医師に
「これまで軽度認知障害との診断だったのですが
母はもう認知症なのでしょうか?」
とお聞きすると
「……まぁ、そうでしょうねぇ……長谷川式も21点でしたし
何度も病院に来ちゃうんでしょう?」
というお答え。
「認知症の初期ということでしょうか?」
と追ってお聞きすると
「……まぁ、医師によってはそう言うでしょうねぇ……グレーゾーンとかね……」
というお答えでした。

質問の間、医師はずっと背中を向けたままで
私の方を見ることはありませんでした。
また「何度も病院に来ちゃうんでしょう?」に続けて
看護師に向かい「業務に支障出ちゃう?」と笑いを込めて話しかけていました。

いわゆる認知症の診断というものは
こちらから聞かなければ教えて頂けないものなのでしょうか?
私としては、要介護認定の区分変更や
施設入居時などに「診断名」が重要と思っておりましたので
今回のようにこちらから聞かなければ医師が何も言及しないことに大変驚いたのです。

原因疾患はアルツハイマーなのか、その他なのか、その辺りの言及もなぜ無いのだろうか?
まだ何とも言えないのだろうか?それならそう教えて欲しい。
色々な疑問が残っております。
次回の予約をしてありますので、また医師に質問してみるつもりではいるのですが
ただでさえ、不安で心細い気持ちで受診したところに
医師の様子も不愉快でしたし、今後この医師を信頼していけるのか?と考えると
行くのが大変憂鬱な気持ちでおります。

かかりつけ医も認知症診療協力医療機関の一つであり
会社を休まずに土曜日の午前中に母に付き添い出来るので
薬の処方をして頂けるのなら、かかりつけ医の方に通院したく思っています。
(かかりつけ医の方にはMRIが無いとお聞きしたので
今回この整形外科の週一もの忘れ外来に行った次第です)

長々と失礼致しました。
ご助言頂けましたら大変有難いです。
お読みいただきまして感謝致します。

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コメント一覧

  • かえる さん

    家族2024年06月05日 15時17分

    小泉鈍一郎様
    コメントどうもありがとうございます。
    かかりつけ医は内科医なので、心療内科的診察は厳しいかなと思っています。
    ただ、母の長年のかかりつけ医なので母も信頼して話しやすいかと思います。
    「認知症9人の名医」は読もうと思っているところでした。
    色々とありがとうございました。

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  • 小泉鈍一郎 さん

    家族2024年06月01日 14時21分

     率直なところ、
     医療機関を代えられた方が良いと思います。
     この物忘れ外来の対応だと、本音は、
     「ごめん、僕よくわからないの。
     とりあえず面子があるからお薬だけだしてあげるね。
     ハイ、ドネペジル。
     興奮して暴れても僕対応できないけどね。」
     だと思います。
     認知症に本当に対応できる医師は、個人的には本物の心療内科医だけだと思っています。
     つまり、内視鏡や血管カテーテルもきちんと操作でき、しかもSSRI等の精神科の薬も場合によってはきちんと投薬できる人でないと対応できないと思います。
     現在かかりつけの先生、心療内科的治療、きちんとできる先生でいらっしゃるでしょうか。
     そもそも高齢者の場合、様々な疾患が重なり合っているものですから総合的な診察が必要です。もし、かかりつけの先生がきちんと心療内科的診察のできる先生でしたら、認知症の治療やその対策も現在の先生に聞かれた方が宜しいかと思います。
     それで解決しないようでしたら、取り敢えず地域包括医療センターの相談員に相談されるのが宜しいと思います。
     それから、余裕がおありでしたら、「「認知症9人の名医」」の岸川先生の話しを読んでおいて下さい。そもそも認知症様症状の考え方についての考え方がわかります。

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  • かえる さん

    家族2024年05月26日 17時22分

    ねこタク^^88様

    コメントを頂きましてどうもありがとうございます。
    お母様の付き添いでのご様子と医師のお話など大変参考になりました。
    色々な方の体験談などをお聞きして参考にしたいので
    ねこタク^^88様のお話を伺えてとても嬉しかったです。

    私は心配性なもので
    自分であれこれと調べて知っていないと
    母のことで不安が増してしまうなーと痛感しています。
    また次回、懲りずに医師に質問してお話伺ってきたいと思います。
    不快なことがあったらきっぱりお伝えしたいとも思っています。
    そしてかかりつけ医の方に、母と安心して通院できるようにしていきたいです。

    不安な気持ちでおりましたので、コメント頂きまして大変有難かったです。

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  • かえる さん

    家族2024年05月26日 17時08分

    白土綾佳様
    ご回答いただきましてどうもありがとうございます。

    MCI(軽度認知障害)と認知症の間に明確な線引きがないということを
    あらためて教えて頂き、大変助かりました。
    また「日常生活に支障をきたしていること」が定義とのこと、
    確かに支障をきたしているかなぁと、これまた改めて感じております。

    整形外科に頻繁に通院してしまうのは
    私から見ますと母の特性で、昔からかなり個性的な点があり、
    もしかしたらASDなのかなぁとも思っていました。
    ですので、すなわち認知症なのかな?ということに
    自分の頭の中ではなかなかつながらないでいたのかもしれないです。

    もやもやした気持ちでおりましたので、コメントを頂けて大変有難かったです。

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  • ねこタク^^88 さん

    その他2024年05月23日 17時53分

    かえるさんの投稿を読んで診察室での状況が目に浮かびました。
    私は遠方に老々介護の二人暮らしの両親がいます。
    父が最近1年ごとの精神科での検査で長谷川式とMRIの結果からおそらくアルツハイマー型認知症であろう、と言われたそうです。
    長谷川式の点数までは教えてくれなかったそうです。
    付き添った母から電話で聞きました。

    なんで長谷川式の点数教えてくれないの?
    私が一緒に居たら、残って絶対色々聞くのに!!
    他の検査は?MMSEは?と
    とっさに母に喰いついてしまいました。

    その後、母の話では、一応アルツハイマーの病名は出たものの、長谷川式の点数は昨年から大きく落ちているわけではない、MRI画像も昨年と比較してそれほど変化していない、などと色々仰ったそうです。
    それじゃ何でアルツハイマーって診断したんだろう?と思いました。
    母は神経内科が専門医だと思っている様で、精神科だからねぇ、と言っていましたが…

    白土先生のコメントを見て冷静に考えてみました。
    母は点数を言われたり、はっきりと診断されるとそれに囚われてしまう性格です。
    ショックを受け、不安や悲しみを抱えても側にいるのは父だけで誰にもぶつけられません。
    私たち兄弟は全て遠方に住んでいるので、時々電話で話を聞くくらいしかできません。
    先生がオブラートに包んだような言い方をされたのは、母の環境や性格を見ていたからかも、と思いました。

    薬についてはアリセプトがあるけど、あまり効かないし他に沢山薬を飲まれているようだから僕はあまりおすすめしません、と仰ったそうです。
    レカネマブについては、診察後、看護師さんから時間をかけて詳しく説明があったと。
    しかし、母の体調もあまり良くなく、通院させることが困難であることや副作用などから
    今のところは考えていないようです。

    アルツハイマーと診断されたからには、これから考えなければならない事が沢山出てきます。
    遠方にいる為、すぐに何かをしてあげられることができず、申し訳ない気持ちと情けない気持ちでいっぱいなのですが、
    できれば帰省した時に両親のそれぞれのかかりつけ医や薬剤師に会っておきたいと思いました。
    先生方との信頼関係は今後すごく重要になると思います。

    かえるさんへのコメントだったはずなのに、だらだらと自分の事を書いてしまってすみません。
    かかりつけの先生が対応してくださると良いですね。

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  • 白土 綾佳 さん

    医師2024年05月21日 18時12分

    よく誤解されがちなのですが、MCI(軽度認知障害)と認知症の間に、明確な線びきはありません。白と黒の間に無数の灰色の領域があり、グラディエーション的です。そのため早期であるほど、認知症の診断は難しいです。

    認知症の定義は「日常生活に支障をきたしていること」なので頻ぱんに整形外科に足を運ぶことが支障をきたしていると家族が判断すれば、それは認知症の診断に傾くかもしれません。
    当院では診断名を伝えることが多いですが、認知症という言葉に敏感になっている時には、オブラートに包んだ言い方ではっきり診断名を伝えないことも時にはあります。はっきりと診断を聞いて覚悟を決めたり方向性を決めたいというお気持ちもよくわかりますので、その場合にははっきりと確認することが必要ですね。

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